だまされたつもりで試してみた。私の電子タバコ体験談
長年、家族から白い目で見られながらも禁煙できずにいた私に
「父の日のプレゼントだ」と娘から贈られた電子タバコ。
喫煙暦ウン十年、頭のてっぺんからつま先まで
どっぷりニコチン中毒の私に電子タバコだなんて、
そんな子供だましが通用するかと妻の前で毒づいたが、
物はなんであれ、やはり愛娘からのプレゼントはうれしい。
包みを持ってそそくさと自室に戻り、箱を開けて説明書きを読む。
電子タバコとはどうやら、蒸気を煙に見立てて喫煙しているつもりになるものらしい。
やはり子供だましだ。
呆れたが、せっかくなので試しに一服してみることに。
ん?
まずは充電か。
さすが電子タバコ。
思わず笑ってしまうが、説明通りコンセントを繋ぐ。
待つ間、手持無沙汰なのも手伝って煙草を一服。
煙草を吸いながら電子タバコの充電を待つとは滑稽だが、
本物と電子タバコの違いを確認するための実験的行為ということで、
もしかすると最後の1本になるかも知れないニコチンの味と香りを楽しんだ。
その後、充電が完了した電子タバコを1本取り出して吸う。
味はまぁ、
好みはあるが煙草だ。
続いて煙を吐いてみる。
蒸気だから当たり前のことだが、
電子タバコの先端から出ているものも
自分の口から吐き出したものも、臭いはない。
少々の物足りなさは否めないが
家族から白い目で見られることを考えたら、
電子タバコも悪くはないかも知れない。
初めての電子タバコを吸い終わる頃にはそう思い直している私がいた。